かぎ針の伸びる作り目 Crochet Stretchy Foundation by using German twisted cast on
鎖編み以外の作り目で、伸縮性のある作り目のしかた。
これまでは、棒針編みで伸びる作り目をしてからかぎ針で拾っていく方法と、最近動画でポピュラーなかぎ針の伸びる作り目(Chainless Foundation)(過去記事 1)のどちらかを使っていました。
かぎ針の伸びる作り目はなかなか画期的で気に入っていて、長編み版(Chainless Foundation Double Crochet)をよく使うようになったのですが(公開して普及してくださった方々に感謝です)、4ply のソックヤーンだと相変わらず左端の目に針を指すのに手間取って、よく糸を割ったり、いい位置に針が入らず時間がかかっていました。黒っぽい糸だと特に目がわかりづらい💦
4ply ソックヤーンでハンドウォーマーを量産するとき、いつも苦戦していました(過去記事2)
↓ 棒針で伸びる作り目を作ってかぎ針で拾う。ちょっと面倒だけど細い糸でも目はわかりやすかったです。
それで、先日も棒針編みで伸びる作り目をしようとして(いつもケストラーさんのスパイラルソックスの作り目をしています)、ふと、これをかぎ針に移したらいいんじゃないか?と思ったのでやってみました。
結果はまずまずでしたよ🙂✌️
最初の鎖をかぎ針に挿しておき、棒針のスパイラルソックスの作り目をする操作をして、最後に作った目と針にある目を2目一緒に引き抜いて1目完成。
それを繰り返すと、かぎ針の伸びる作り目と同じくらいに伸縮性のある作り目ができました。見た目もよく似てます。
おんなじような操作を違うやり方でしてるだけかもしれないですね。
ちなみに最初の鎖を作るときは、棒針編みの指にかける作り目とか伸びる作り目と同じように、糸端を長く残します。
開始
start
作り目をする
making a new stitch
親指からループを外して手前に引く
糸を引いた状態
糸をかけて 2 目一緒に引き抜く
Yarn over and pull through
1 目完成
1 stitch done
編地はこんな感じです。
続いて、同じ要領で、作り目をする操作の前に針に糸をかけて、作り目をしてから合計3目を一緒に引き抜くというのもやってみました。
こちらは中長編みのように高さは出ますが、上のやり方よりさらに伸びました。
手前から(押すように)糸をかけるのと、向こうから糸をかけるのと両方やってみましたが、見た目は後者がきれいな気がします。
糸をかけてから作り目をして 3 目引き抜く
More stretchy version
編地は上の方法より高さが出ます。アクリル毛糸はアレですね、光って目がわかりづらいかも。
でも何か中長編みくらいに高さが出てるのはわかりますね。
というわけで、さっすがケストラーさんの作り目😆 かぎ針でも活躍❣️ ありがとうございます🎀
棒針の作り目の方法はすごいバリエーションがあるので、なるほどヒントは沢山あるのかもしれないですね🤓❗
同じように悩んでいた方、特に細かい編み目が見づらい方、やってみてくださいね😀
もっといい方法もたくさんあるのかもしれません。
こちらの作り目の方法は、気に入ってくださったらどんどん活用していただければ幸いです。
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