トップダウンのセーター
随分時間が経ってしまいましたが、トップダウンセーターのお話です。
かぎ針編みで、自分に合ったトップダウンセーターの基本形をマスターしたいと思い、昨年1作目を編みました。糸は夏糸、色の綺麗な大玉コットンです。
私は「自分に合った」「ちゃんと気に入って着れる」ものが編みたいんですね。最初に納得できるものが編めたのはVネックのサマーセーターですが、どうやって作ったかというと、気に入っている服のサイズと型を再現したんです。
よく手芸本の作品では、モデルさんがかっこよく着こなしているので、それだけ見ると同じものを編めば自分にも似合うように錯覚するんですが、もちろんそうはいかないですよね(笑)。
私はなで肩なので、肩が上がった(というか普通の角度の)人の着ている服が似合わないことがあります(特にベストやフレンチスリーブのトップス、T字型のセーターなど)。
痩せ型で首が長いので、ショート丈で横幅のあるデザインのトップスも似合いません。
どんなにモデルさんが美しく着ていても、似合う・似合わないデザインがあり、それが編んだ後にタンスの肥やしになるか、お気に入りになるかを大きく左右してしまいます。
前置きが長くなりましたが、「着る人に合った」作品を編むのは、とっても大事、ということで。
編んでも着ない・着てもらえないのは悲しいですからね。
まず1作目は丸ヨークに挑戦しました。シンプルでわかりやすそうだったため。
とりあえずは可、のものが出来ました。
これでも、襟元、裾、3回くらい編み直しました。事前に計測して、計算してかかっても、やっぱり実際に編むとあれやこれや予測ハズレがありますねー。
一般の人の肩の角度と、なで肩に合う角度の違い。ただ肩の角度を下げても、手を上げた時に稼動域が狭くなって動きづらいと困るので、加減が要りますし。
脇の位置も、1段2段の差が、動き良さや形に影響しますね。
もうひとつ、丸ヨークでぐるぐる編む場合は前後差をどのように、何センチつけるかも悩みました。
こちらは3cmほど前後差を付けました。
着るとほとんどわからないので、次回はもう1センチ増やそうかと思います。
ぐるぐる輪編みで自然につながるようにと、端で減目しましたが、ちょっと違和感が。。
脇の部分で差を吸収するなら減目なしでよさげです。
襟元、首周りの開き具合やデザインは、編み始めの段階で一発で決めるのは難しいですね。
2作目以降ならともかく、そのデザインで編むのが初めての場合は、ある程度出来上がってみないと全体とのバランスがわからないですし。
着て気づくこともあり、糸によってもどうするのがいいか判断が変わると思います。
なので、少しゆったりサイズで編んでおき、後で縁編みで締めることにしました。
慣れたら、もうちょっと凝ったデザインに挑戦してみたいです。
こんな具合に、形や編み方などを思案しているときに、とてもお勉強になるサイトに出会いました。
編み物ア・ラ・カルト
https://www.knitting-to-be.com/
「編み図なしで編むニット」というテーマがまさに私が探していたもので、挑戦された作品数も多く、How To 情報も質が高く、量もたっぷり。読み応えがあって、すごく感動しました。
これから、幾度となくお邪魔してお勉強させていただくつもりです^^
ちょっと気分が上がるおしゃれな洋書にも出会いました。
Top-Down Crochet Sweaters (Paperback) Dora Ohrenstein
表紙の作品がとってもおしゃれで、気分が舞い上がります .。゚+..。゚+.。゚+..。゚+
内容も、イラストや写真が多いのでとっつきやすいです。・・・というか、写真が綺麗なので、そっちばっかり見てしまい、本文あまり読んでないです・・。(少しは読みましたが)
このモデルさん、ホント美しくて目が釘付け。でも、そのまま編むと「違ーう!」・・となるので、やはり調整が必要なんですよねぇ。
・・というわけで2作目に続きます。。