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メリノウールのラグラントップダウンセーター その1

メリノウール100%の合太毛糸で、ラグランのトップダウンセーターを編みました。

どっかで見た毛糸・・・? 
そう、前回のシェル模様のセーターで最初にトライした糸です (^_^ゞ
そのまま放置にはできないので、救済しました(メリノウールですからね)

段染め部分はハマナカ ピエールファミリー プレミアメリノ 3玉 120g。
袖とボディは 柳屋さん恋する毛糸 7.5玉 290g、合計で400g強。
かぎ針は6/0号です。

この2つの毛糸、太さも素材もそっくりなので、違和感なく組み合わせられました。
恋する毛糸は肌触り良く編みやすいのに弾力やコシがあって、個人的に好きな糸です。

今回は、以前 ソックヤーンで編んだお勉強プロジェクト の復習を兼ねて、襟元が前後非対称の形のラグランセーターをトップダウンで編んでみました。
もう一度ソックヤーンで同じのを編もうかな?とも思ったのですが、こちらの糸を救済したかったのと、合太のほうが早く編めるという理由で、合太の糸で編むことにしました。季節的にも合っていますしね



前回と少しだけ編地を変えてみました。
模様編みはごくシンプルに、2目2段ー模様です。往復編みで編みやすくて、増し目や減目のしやすい簡単な編地にしました。長編みだけの往復でもいいですけど、あんまり好きではないので・・ちょっとだけ工夫。

模様編みがうまく収まり、増し目をする時に4隅で規則正しく増やしていけるよう、予めテスト。
4隅のラグラン線では、4目ずつの模様編みを入れています。前回は縄編みにしましたが、今回はジグザグに・・・全く同じにするのも何だなと思ったので。。



ゲージを編んで、ソックヤーンとのゲージ違いの分を目数に反映して、ラグランの増し目の計算をしました。
私の場合ですが、編み始めは身頃の幅が18cm、袖の幅が4cm、4隅の模様編みがそれぞれ2cm。
ラグランが終わる位置で身頃の幅が40cm、袖の幅が32cmくらいになるには、何段で何目増し目をしたらよいかを配分。

増し目の箇所は角の4箇所と、前襟の左右2箇所ですが、身頃と袖の幅の配分やラグラン線の角度の違いによって、身頃と袖の増し目の数は変わってきます。
この辺はお好みになりますが、最初は増し目の数が身頃と袖と同じの方が、間違えなくてラクだと思います。

縦横の配分とラグラン線の角度をどうするかは、最初は本や市販の編み図を参考に、手持ちの服でサイズを確認して調整するのが無難かと(私はそうしました)。自分(着る人)のサイズや好みに合ったひな型を作ると、以降に活用できて便利でしょうね。


往復編みで前の襟元が空くように編んでいます。このやり方だと、最初に襟の形が前開きというか前下がり?で定まるので、ヨークを編んだ後に前後差を追加せずに済みます。
これのどこがいいかというと、首の後ろが空かず、前後差を追加しなくていいので後の工程がシンプルでラク、歪みができないので形がきれいです。一般的な服の型に近いですよね。

欠点は、往復編みが必要になることでしょうか。編地やデザインによっては、往復編みにしたくない場合もあると思いますが・・
あと、襟ぐりの部分をうまく処理しないと、不自然に見えるかも。
襟のゴム編み部分を編んでから気づいたのですが(遅い)、襟に近い部分は単色の糸の方が、色柄の違いが目立たないですね。。

前の襟ぐりで左右それぞれ増目をしていき、ある時点で左右をつなぎますが、そこまでのラインが自然になるように編む必要があります。

とはいえ、編みっぱなしでなく、後で襟を何段か編めば、ある程度はごまかしが効くといいましょうか。写真のように大体のカーブが描けていれば、少々の凹凸はOKかなと思います。

前襟の左右の増し目は、ソックヤーンで編んだセーターを参考にはしましたが、ゲージも編地も違うので、実際に編んで試行錯誤しました。
こんなもんかなぁ??と納得がいくまで3回くらい編み直し。まぁ、襟ぐりは面積が小さいので編み直すといっても知れていますけどね。。

次回へ続きます

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