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トップダウンのセーター 3の2

前回の続きです。^^
編地は基本長編みですが、さすがに全部長編みだけというのはつまらないので、襟元だけ少々穴を開けたり玉にしたりと変化を付けました。

模様編みにするときは、(当然ですが)模様の目数が合うように、作り目の時から計算しないといけません。
これがストレスになるほどだと本末転倒なので、ごく簡単に、2目で完結する模様にしました。
増し目はそれぞれの角で2目ずつ。(長編み以外だと比率が変わるので、目数や増し目の頻度が変わります。)

ぐるぐる編んで、腕周りも程よいサイズで脇に到達です。段数・目数は数えていません。
変に間違えてるとまずいですが、増し目の部分とか模様さえズレなければ、何段でも何目でもそのまま編んでしまえると思います。

ここで、腕周りと身頃の幅がどうもしっくりこない、という場合は、要観察です^^。
どこがどうなっていれば自分の体に合いそうなのか、リベンジや修復の戦略を練りましょう(笑)。
4分割の位置をずらす(ラグラン線の位置を平行にずらす)のか、増し目の数や頻度を変えてラグラン線の角度を変えるのか、首から肩のラインを変えるのか、などなど。

試着してOKなら、(お好みで)前後差をつけます。
海外のトップダウンのパターンは、初心者向けのものは前後差をつけないものが多く、日本の編み図ではつけてあるものが多いような。
私は前後差があるほうが型が身体になじむし、首の後ろが開くのがあまり好きではないので前後差をつけています。
今回は3段にしました。偶数にするとそのまま続けて編みやすいですが、4段はちょっと幅が大きいかな~と。

後ろ身頃に3段編んで前身頃の脇と鎖編みでつなぎます。
鎖編みは3目にしました。バストのサイズに合わせて目数を増やすと良いのではと思います。
腕が通って、体が入って、バンザイやら腕回しができて・・・、何度か試着をして納得のいく目数でつなぐのがいいと思います。

こんな感じで前身頃の脇の増し目の部分とつなぎます。(写真は鎖を編む前ですが、鎖を編んでからつなぎます)

脇をつないだら、そのまま身頃を続けて編むと糸を切らずにすむのですが、ここで糸の色の残り具合を見ると、黄色がなくなりそうだったので、先にそでの縁編みをしておくことにしました。
そでの縁がいきなり違う色になると違和感あるだろうなーと。。

tshut_sleeve.jpg

糸の残量から推測して、1段長編みして1段鎖+細編みで終了。

グラデーションの糸で編むときは、身頃と袖の色の配分を考えて、糸を分ける必要がありますね。
今回はフレンチ袖ですけど、長袖で身頃と同じように色が変わるようにしたい場合は、それぞれの色を袖2本と身頃で分けるということになります。分量は重さを量って分けるのがいいでしょうね。

そうすると、袖のある服は、大玉1玉で編むよりも最初から単色数玉+大玉1玉とか、大玉2~3玉とかで用意すると便利かもしれません。
今回のように多色使いの玉の場合、長袖にすると色の数だけ分割作業が増えることになります。(^-^; それを避けるなら、2色の玉にするとか、グラデーションの配置を脇までとか身頃の裾だけにしてほかは単色でいくとか、最初に考えておく必要があります。

グラデーションのCakeヤーンを販売しているお店によっては、最初から小玉サイズのグラデーション糸(100gとか200mとか)を用意しているところもありますし、大玉糸の一部の色を単色の小玉で用意しているところもありますので、活用するといいのではと思います。

さて、両袖を編んでから、身頃ぐるぐる編みに入ります。

ちょうど脇の付近がトップバストの位置で一番身頃の幅が大きく、その後ウエストに向けて少し幅を狭くしていくため、脇をつないだ箇所で減目をします。
今回は最初の段は片側で4目、以降の2段で2目ずつ、その後数段後に2目減らしました。
大体お手本にしたTシャツのラインと合うように、かつ何度か試着をして程良い目数を減らします。

tshut_back.jpg

後ろ身頃です。
前後差3段黄色で、少し紫が入ったあたりから脇で減目をしながらぐるぐる編みです。

ちなみに輪の立ち上がりの目の位置はどこでしょう。
どこなら都合がいいと思います?
人によっては、後ろ中心にしている方もおられましたが。

だいぶTシャツらしくなってきたところで次回に続きます。^^

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