http://by-katerina.com/sea-breeze-cover-up-crochet-pattern/
デザインについて
このシーブリーズ ビーチドレスはトップダウンで編んでいきます。最初にネックから編み始め、次に身頃の上部を前と後ろに分けて編み、アームホールを作ります。身頃の上部が編み終わったら、続いてボディを編みます。お好きな丈になるまで、必要な段数を編んでください。
ボディを編むときは、ドレスの幅をストレートに保つため、脇の2箇所で減目をする必要があります。減目の詳細については、後述の編み方のパートを参照してください。
· 糸: Scheepjes Whirl 色:Sea Breeze Tease
太さ: Fingering / 4 ply (中細程度)
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かぎ針サイズ: 4mm (日本サイズの7/0号)
** 注: 中細程度の糸ですので5/0号程度でもOKです。試し編みをして、好みの柔らかさやゲージが出る針のサイズを選択してください。**
糸の量について、Sサイズの場合、1玉で(グラデーションの)2色分が余るため、Mサイズ、Lサイズも1玉で十分かと思います。
XLサイズ、XXLサイズの場合、必要な丈を編むには Scheepjes Whirlette(100g 455m)が追加で1玉必要かもしれません。
10cm = 長編み18目・8段
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増し目:(a)長編みのみの段の場合、増し目(長編み2目、くさり編み3目、長編み2目を前段のくさり編み3目の部分に編み入れます。
(b)長編み1目とくさり編み1目を交互に編む段の場合、長編み1目、くさり編み3目、長編み1目を前段のくさり編み3目の部分に編み入れます。
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減目 :長編み1目、4目飛ばして、長編み1目
** 注: 増し目が4目のため、ストレートなラインで編む場合は減目が4目になります。原文では3目飛ばすとありますが、減目を3目にすると、緩やかな裾広がりのラインになり、若干糸の消費量が増えます。お好みの形に合わせて減目の数を調整してください。
シーブリーズ ビーチドレスは、ネックから裾へ向かってトップダウンで編んでいきます。
作り目(くさり編み):
· XS : 140目
· S : 160目
· M : 180目
· L : 200目
· XL : 220目
· XXL : 232目
**注:海外サイズのため、1つ下(普段Mの方はS)あたりが適切かと思います。
輪の中央(全体の目数の半分)の位置にマーカーを入れます。必要な目数を編んだら、くさりの最初の目を引き抜いて、全体を輪にします。
立ち上がりくさり3目を編み、立ち上がりと同じくさりの根元に長編みを1目編みます。続いてくさり1目につき長編み1目を編んでいきます。
マーカーを入れた目(輪の半分の位置)で増し目をします(上述の 増し目:(a)を参照)。続いて輪の最後までくさり1目につき長編み1目を編みます。
**注:たとえばSサイズの場合、立ち上がり後に長編み80目を編み、次のくさり(81目め)に長編み2目、くさり3目、長編み2目を編み入れます。続いて79目長編みをすると輪の最後になります。
立ち上がりの根元のくさり目に長編み2目、くさり編み3目を編み、立ち上がりのくさりの1番上の目を引き抜いて1段目の輪を閉じます。
**注:Sサイズの場合、片側に長編み(立ち上がり含む)83目ずつがくさり3目でつながっている状態になります。
くさり4目(立ち上がり3目+1目)を編み、立ち上がりの根元から1目飛ばした位置に針を入れ、長編みを編みます。中央のマーカーの位置まで、くさり1目(1目飛ばす)+長編み1目を繰り返します。
中央のマーカーの位置(くさり3目の部分)で、増し目をします(上述の増し目:(b)を参照)。
輪の最後のくさり3目の部分まで、くさり1目(1目飛ばす)+長編み1目を繰り返します。 くさり3目の部分に、長編み1目、くさり3目、長編み1目を編み入れ、くさり1目を編んで立ち上がりのくさりの1番上の目を引き抜いて2段目の輪を閉じます。
2段目を繰り返します。
1段目を繰り返します。
** 注:一度首にかけて、ネックの空き具合やサイズを確認されることをお勧めします。サイズが合わない場合は針のサイズを変えたり、ゲージの計算をし直して調整してください。Sサイズの場合はネックの輪が90cm程度です。
最初の4段を編んだ後は、身頃の前と後ろを分けて編み、アームホールを作ります。
中央からの目数:
· XS : 中央から30目
· S : 中央(増し目をするくさり3目の位置)から左に向かって33目の位置にマーカーを付け、同様に中央から右に向かって33目の位置にマーカーを付けます。前身頃と後ろ身頃の両方に付けます。(合計4箇所)
· M : 中央から37目
· L : 中央から40目
· XL : 中央から44目
· XL : 中央から47目
全サイズ:
編地の表側の、マーカーを付けた位置から編み始めます。立ち上がり3目を編み、続いて中央の増し目の位置まで長編みを編みます。
中央で増し目をして(増し目:(a) 参照)、次のマーカーの位置まで長編みを編みます。往復編みで次の段に移ります。
立ち上がりくさり3目の後、くさり1目(1目飛ばす)+長編み1目を繰り返します。中央部分まで編み、増し目をします(増し目:(b) 参照)。段の最後までくさり1目(1目飛ばす)+長編み1目を繰り返します。
6段目を繰り返します。
以下の段数になるまで4段ずつ模様編みを繰り返します。
・ XS : 合計14段
・ S : 合計15段
・ M : 合計16段
・ L : 合計18段
・ XL : 合計18段
・ XXL: 合計19段
後ろ身頃も同様に編みます。
**注:身頃を前後で分けて編む部分については、色の変化に注意してください。脇を閉じるまで、同じ濃さの部分が続く場合は問題ないのですが、色の変わり目がある場合、前と後ろで色の配置が違ったり、片方だけ色が急に変わったりする可能性があります。身頃の前と後ろで自然な色の配置になるように、必要な場合には途中で糸を切って、前後に大体同じくらいの配分で色が変わるように調整します。編み始める前に糸を見て、同じ色が長く続く方から編み始めてもいいかもしれません。
裏表に注意して、表側同士が輪でつながるように確認してください。前段から続いて前身頃を編み始め、身頃の端まで来たら、後ろ身頃を編みつなぎます。引き続き後ろ身頃を編み、端まで来たら、前身頃と編みつなぎます。
**注:輪にした後、腕が通るか、脇の位置が合うかなどを確認されることをお勧めします。
そのまま裾までストレートに編んでいった場合にヒップが入る幅かどうかも確認してください。
手持ちの服(Tシャツなど)で合うサイズのものがあれば、その幅に合わせると良いと思います。幅が足りない場合は1-2段編み足したり、目数を増やしたりします。大きすぎる場合は針の号数を小さくしたり、目数を減らして編み直し、調整します。脇は丁度良いけどヒップがきつい場合は、後述の減目の時に4目->3目減目にすると緩やかな裾広がりの形になり、ヒップにゆとりができます。
最初の2目を飛ばした次の目から通常どおり編み始めます。
**注:引き抜き編みで2目左に移動し、立ち上がり3目を編んで通常どおり編み始めます。
身頃の両端で減目をするため、端の手前まで来たら、身頃の片側2目ともう片側の2目=計4目を飛ばして次の目から長編みをします。段の終わりまで来たら、編み終わり2目と編み始めに引き抜いた2目=合計4目飛ばして立ち上がりのくさりの一番上を引き抜いて輪を閉じます。
以下の編み図を参考にして、身頃の両端で減目をしてください。
(1) 端の減目
(2)
編み始め・編み終わり部分
**注:黒丸=段の編み終わりで引き抜き、続いて編み始めの前に2目引き抜き編みで左に移動してから次の段の立ち上がり。
慣れた方は、減目の目数を調整することで、ウェストラインを絞ったり、ヒップにゆとりを持たせたり、裾広がりの形にすることもできます。減目なしの場合、毎段片側4目ずつ、合計8目の増し目になります。
写真のドレスの場合は、ウエスト位置まで減目4目でストレート、ウエスト以下は裾広がりのようなので減目3目くらいかもしれません。
手持ちの服で気に入った形・サイズのものがあれば、それに合わせるといいかもしれませんね。
途中で時々試着をして、サイズや形が合うかどうか確認されると安心です。
お好きな丈になるまで続けて編みます。
Sサイズの場合は43段で70cm程度です(**注:サイドは肩から裾/中央は胸元から裾までの丈)。お好きな丈になるまで、必要な段数を編んでください。
お好みで、裾にフリンジを付けます。
Original Source/原典(英語)http://www.ravelry.com/patterns/library/sea-breeze-cover-up
Translation by H.Ohashi Ver.1.1 July 22, 2019
** この編み図はKaterinaさんの承諾を得て和訳しています。