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シェル模様のトップダウンセーター その2

前回の続きです。

無事身頃が編めたので、あとは袖をサクサクっと編んで、完成~
・・・のはずだったんですが。
片方の袖を編み始めて、途中で試着をしたところで問題が発覚。。

前脇のあたりが、余ってダブダブ・・・ヘンなシワが寄ったり、膨らんだりして、かなりみっともない様子でした。
うーん、どうしてだろう、どうしたら解決できるのかな??と、まずは観察。
どうも T字型のカタチが、自分の体型に合わない気がする。
肩から袖にかけて傾斜がある形のセーターは、脇に余分な生地の部分ができないから身体にフィットするんだと思いますが、そもそもT字型だと腕を横に広げた状態で体にフィット。
腕を下げればそれなりの変化が出るはず。

それと、私の体型がなで肩で、上腕やバストに厚みがないということも関係が深そうです。肩幅が広いとかいかり肩とか、腕やバストの厚みがあれば、生地の余る面積が少ないですよね。



写真に矢印を入れてみましたが、着てるときはふつう腕は下がってるので、矢印の方向に動く。すると、脇の部分が浮いたり、シワがよる。
手編みの生地は、市販の服の生地に比べて厚みがあるので、余剰の部分が目立つのかも。

脇の前が余るということは、そこを詰めてやればいいのかなぁ?と思ったのですが、ラグランの角度を変えて編み直すのは大変なので、どうにかそのまま補正できないかと思い、袖をぎりぎりまで細くして、脇の余る部分の面積を減らす作戦をやってみました。

結果としては、そこそこ改善はされたんですが、脇に縦ジワが残るのは避けられませんでした

どうするかなぁー、今回は妥協して縦ジワに目をつぶるか?
編み直すといっても、撚りの甘い単糸のため、糸がからまりやすくほどきにくい。
一度編んだものをほどくのは避けたい糸なんですよね。在庫は400gで、余分はない。ほどくなら全部です。。
袖をつけずにチュニックにするか?チュニック、着るかなぁ。糸中途半端に余るなぁ、
などと、ブツブツ。

で、思案した後、やっぱりちゃんと着れるものが編みたいから、編み直すことにしました。

ここまで編んでから、全部ほどくのは初の経験だったかも。。
ほどく途中、からんだ箇所をほぐしながら、「チュニックにしておけばよかった」と何度も後悔しましたけど(笑)

で、ラグラン線の角度を変えて、脇の余りを減らして肩に傾斜が入る形にしようと。
ラグラン線でシェル模様が崩れてしまうのは残念ですが、まぁ仕方がない。
別の糸でミニチュアのサンプルを編んで、これならいけそう、と確信してから再チャレンジしました。



シェル模様の目数を徐々に減らしています。



肩に傾斜がつき、腕が自然に下がった状態に合う形なので、脇の余り部分が減りました。

次は、前後差の部分の歪みをどう処理するか。

後ろから見たところ。
後ろの前後差の部分がえぐれているというか、前と形が合っていないので、そのまま編むと歪んでしまいます。

自然に歪みが吸収されないなぁ?と淡い期待を抱いてそのまま試しに袖を編みかけましたが、見事にそのまま・・・歪んだままですという形になったので。。すごすごとほどいて、えぐれた部分を埋めました。



すみません、反対側の袖の写真になってしまいましたが。。
どうにかスペースを埋めたら、袖の歪みはなくなりました。
こういうのは試行錯誤で、やってみてうまくいったらそのまま進みます。模様が不自然になりましたが、誰も背中の脇の部分をジロジロ見る人はいないはず・・。

次回に続きます

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